Codex CLIでローカルLLMが動かない・応答しない原因と解決策【Ollama・LM Studio対応】

Codex CLIでローカルLLMが動かない・応答しない原因と解決策【Ollama・LM Studio対応】 AI
Codex CLIでローカルLLMが動かない・応答しない原因と解決策【Ollama・LM Studio対応】

「やっと設定したのに、なぜかCodexがローカルLLMに繋がらない…」「エラーメッセージが出て何が悪いのかさっぱり分からない…」

そんな状況で、この記事にたどり着いてくれたあなたへ。大丈夫ですよ、落ち着いて一緒に対処していきましょう。

ローカルLLM(自分のパソコンの中だけで動くAI)とCodexを連携させるのは、正直なところ少しコツが要ります。接続できなかったり、設定ファイル(config.toml)が正しく読み込まれなかったりするトラブルは、多くのユーザーが経験していることです。あなただけではありません。

この記事では、よくあるエラーの症状とその原因、そして今すぐ試せる具体的な対処手順をできるだけ分かりやすくご説明します。最後まで読んでいただければ、多くの場合は問題が解決できるはずです。


今起きているトラブル・エラーの症状を整理しよう

まず、「どういう状態になっているか」を確認しましょう。よくある症状は次のようなものです。

症状① Codexを起動すると「ChatGPTでサインイン」の画面が出てしまう

ローカルLLMを使いたいのに、OpenAIのログイン画面が出てきてしまい、先に進めない状態です。設定ファイル(config.toml)がうまく読み込まれていないか、起動方法が違う可能性があります。

症状② 「APIキーが必要です(API key login is required)」というエラーが出る

ローカルLLMを使う場合、本来はAPIキー(インターネットサービスへの接続に使う特別な鍵のようなもの)は不要です。このエラーが出るのは、設定ファイルの中に「APIキーでログインしてください」という余計な指示が残っているケースがほとんどです。

症状③ AIが反応しない・返答が来ない

設定はできているように見えるのに、質問を投げても応答がない、あるいは延々と待ち状態になってしまうケースです。AIを動かすためのサーバー(ローカルLLMの本体)が起動していなかったり、接続先のアドレスが違っていたりするのが原因として多いです。

症状④ 文字化けや意味不明な記号が大量に出力される

AIが応答はするものの、日本語が崩れてゴミのような記号が並んでしまう症状です。Windowsをお使いの場合に起きやすく、文字コード(文字のルール)の設定が合っていないことが原因です。

症状⑤ 「コンテキスト長が足りません(context length)」というエラーが出る

AIが処理できる文章の長さ(コンテキスト長)が初期設定では短すぎるため、Codexのシステムを動かすだけで上限を超えてしまい、エラーになるケースです。


今すぐ試せる!具体的な対策と手順

それでは、症状ごとに対処法を見ていきましょう。上から順に試していくのがおすすめです。

対策1:まずローカルLLMのサーバーが起動しているか確認する

一番よくある見落としが「AIを動かす本体(サーバー)が起動していない」ことです。Codexはローカルのサーバーに接続しにいくだけなので、本体が起動していなければ当然つながりません。

Ollamaを使っている場合の手順:

  1. パソコンのターミナル(コマンドを打ち込む黒い画面)を開きます
  2. 以下の文字を打ち込んで、Enterキーを押します
ollama serve
  1. 「Listening on …」という表示が出れば、サーバーが起動しています
  2. このターミナルは閉じずにそのままにしておきます

LM Studioを使っている場合の手順:

  1. LM Studioを起動します
  2. 画面左側のメニューから「Developer」(開発者タブ)を選びます
  3. 「Status」の表示を「Running(実行中)」に変更します
  4. 「Local Server」が起動したことを確認します

対策2:設定ファイル(config.toml)の内容と場所を確認する

Codexはパソコンの中にある「config.toml」という名前のファイルを読み込んで、「どのAIに接続するか」を判断します。このファイルの場所や内容が正しくないと、うまく動きません。

ファイルの場所について

お使いのパソコンの種類によって、場所が違います。

  • Windowsの場合: C:\Users\(あなたのユーザー名)\.codex\config.toml
  • Mac・Linuxの場合: ~/.codex/config.toml(ホームフォルダの中の .codex フォルダ)

補足: .codex フォルダは最初から表示されない「隠しフォルダ」になっていることがあります。Windowsなら「隠しファイルを表示する」設定をオンにしてください。

Ollama用の設定例(コピーして使えます)

model = "gpt-oss:20b"
model_provider = "my-ollama"

[model_providers.my-ollama]

name = “Ollama” base_url = “http://127.0.0.1:11434/v1” wire_api = “responses”

手順:

  1. 上の ~/.codex/config.toml の場所にあるファイルをメモ帳などで開きます(ない場合は新規作成します)
  2. 上の設定例をそのまま貼り付けます
  3. model = "gpt-oss:20b" の部分は、実際に手元にあるモデルの名前に変えてください
  4. ファイルを保存します
  5. Codexを起動し直します

LM Studio用の設定例

model = "openai/gpt-oss-120b"
model_provider = "lmstudio"
web_search = "disabled"

[model_providers.lmstudio]

name = “LM Studio” base_url = “http://localhost:1234/v1” wire_api = “responses”

補足: base_url は「どこにあるサーバーに接続しますか?」という接続先のアドレスです。Ollamaは 11434、LM Studioは 1234 というポート番号(接続口の番号)を使います。


対策3:「ChatGPTでサインイン」の画面をスキップしてローカルモードで起動する

設定ファイルができたら、次のコマンドでCodexをローカルモード(インターネット上のサービスを使わないモード)で起動しましょう。

Ollamaの場合:

codex --oss --local-provider ollama -m gpt-oss:20b

補足: --oss は「OSSモード(ローカルLLM向けモード)で起動する」という意味です。-m の後にはモデル名を入力してください。

設定ファイルにプロファイル(設定のまとまり)を書いておけば、こうしたコマンドをもっと短く済ませることもできます。


対策4:コンテキスト長(AIが一度に処理できる文章量)を増やす

Codexはシステムの動作上、最初から4,000文字以上の指示文を送ります。そのため、AIの「コンテキスト長(一度に処理できる文章の量)」のデフォルト設定が短いと、最初からエラーになってしまいます。

LM Studioで変更する手順:

  1. LM Studioの「Developer」タブを開きます
  2. 起動中のモデルの右側にある「Load」ボタンをクリックします
  3. 「Context Length(コンテキスト長)」の数値を 4096 から 40960 以上に変更します
  4. 画面下部の「Reload to apply changes(変更を適用して再読み込み)」ボタンをクリックします

Ollamaで変更する手順:

  1. ターミナルを開きます
  2. メモ帳などで新しいファイルを作り、以下の内容を書いて Modelfile という名前で保存します
FROM gpt-oss:20b
PARAMETER num_ctx 65536
  1. ターミナルで以下のコマンドを実行します
ollama create gpt-oss-custom -f Modelfile
  1. Codexの設定ファイルのモデル名を gpt-oss-custom に変更します

対策5:Windowsで文字化けが起きる場合の対処法

Windowsでターミナルを使っていて、AIの返答が文字化けする場合は、文字のルール(文字コード)の設定を変えましょう。

  1. PowerShell(Windowsのターミナル)を開きます
  2. 以下のコマンドを打ち込んでEnterキーを押します
chcp 65001
  1. そのまま同じターミナルでCodexを起動し直します

補足: chcp 65001 は「このターミナルの文字コードをUTF-8(世界標準の文字ルール)に変えてください」という意味のコマンドです。


対策6:「APIキーが必要」エラーが出た場合の設定確認

ローカルLLMを使う場合、APIキーは不要です。この設定が有効になっていると誤作動します。

  1. ~/.codex/config.toml をメモ帳などで開きます
  2. 以下のような行が含まれていたら、その行の先頭に # を付けてコメントアウト(無効化)します
# forced_login_method = "api"  ← この行を無効化
  1. ファイルを保存して、Codexを起動し直します

公式のアップデートで直る?現在の対応状況

このトラブルはユーザー側の問題?それともシステム側?

率直に言うと、ユーザー側の設定の問題が大半です。ただし、CodexとOllama・LM Studioの間の「言語の方言」のようなもの(APIの形式)が合わないケースは、どちらのシステム側の仕様変更でも起きやすい問題です。

特に注意が必要なのは、2026年1月以降のCodexのアップデートで、Chat Completions形式のサポートが廃止され、Responses API形式のみに変更された点です。古い設定方法(wire_api = "chat" を使っていたなど)をそのまま使っていると、最新のCodexでは動かないことがあります。

現在の対応状況まとめ

状況内容
LM StudioResponses API形式に対応済み。現時点では最も安定して動く
Ollama公式ドキュメントでCodex連携の方法を公開・更新中。Codex CLI 0.135.0以降でプロファイル形式が変わったため要注意
llama.cpp単体現時点では最新のCodexとの相性が不安定。LM Studio経由での利用を推奨

補足: wire_api = "responses" は、AIとCodexが通信するときの「言語(プロトコル)」を最新の形式にするという設定です。設定ファイルにこの記述があることを確認してください。

アップデート情報をチェックするには?

Codex CLI・Ollama・LM Studioはいずれも現在も活発に更新が続いています。最新情報は以下でチェックしましょう。

  • Codex CLI 公式サイト: https://developers.openai.com/codex/cli
  • Codex CLI GitHubリポジトリ: https://github.com/openai/codex
  • Ollama 公式サイト: https://ollama.com/
  • LM Studio 公式サイト: https://lmstudio.ai/

Codex CLIはGitHub上のIssue(不具合報告)に多くの情報が集まっています。同じエラーメッセージで検索すると、同じ悩みを持つユーザーの解決策が見つかることが多いですよ。


まとめ

この記事で紹介した対策をおさらいします。

  1. まずOllamaやLM Studioのサーバーが起動しているか確認する(起動忘れが最多原因です)
  2. config.tomlの場所・内容が正しいか確認し、wire_api = "responses" を設定する
  3. codex --oss でローカルモードで起動する
  4. コンテキスト長を40,000以上に増やす
  5. Windowsでの文字化けは chcp 65001 で対処する
  6. 設定ファイルに forced_login_method = "api" があれば無効化する

ローカルLLMとCodexの連携は、一度うまく動き始めると非常に快適に使えるようになります。最初の設定さえ乗り越えれば、APIの利用料金の上限を気にせず、自分だけのAIコーディング環境が手に入ります。焦らず、一つひとつ確認しながら試してみてください。

最新のアップデート情報は、Codex CLIのGitHub(https://github.com/openai/codex)やOllama・LM Studioの公式サイトで随時確認できます。X(旧Twitter)では #CodexCLI #ローカルLLM などのハッシュタグを追うと、同じことに取り組むユーザーのリアルタイムな情報も得られますよ。

それでも解決しない場合は、遠慮なくコメント欄やコミュニティで質問してみてください。きっと力になってくれる人がいます。頑張ってください!

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