ChatGPTやCodexアプリが開けない!?「証明書」エラーの原因と今すぐの対処法

ChatGPTやCodexアプリが開けない!?「証明書」エラーの原因と今すぐの対処法 AI
ChatGPTやCodexアプリが開けない!?「証明書」エラーの原因と今すぐの対処法

突然、いつも使っている「ChatGPT」や「Codex」のアプリがMacで開けなくなってしまい、驚いて検索してこのページにたどり着いた方も多いのではないでしょうか。

「壊れているため開けません」「アプリが破損しています」といった見慣れない表示が出ると、とても不安になりますよね。でも、ご安心ください。これは皆さんのMacが故障したわけでも、操作を間違えたわけでもありません。OpenAI(ChatGPTを作っている会社)側の「証明書」という仕組みの更新が関係している、よくある一時的なトラブルです。

この記事では、

  • 今、何が起きているのか
  • 今すぐできる、誰でも簡単な対処方法
  • このあと公式側で対応してもらえるのか

を、専門用語を使わずに、ひとつひとつ丁寧に説明していきます。落ち着いて、一緒に解決していきましょう。

今起きている不具合・エラーの具体的な内容

まず、今どんなことが起きているのかを整理しましょう。

対象となっているのは、Macで使う以下のOpenAI公式アプリです。

  • ChatGPT Desktop(パソコン版ChatGPTアプリ)
  • Codex App / Codex CLI(プログラミング向けAIアシスタントアプリ)
  • Atlas(ブラウザアプリ)

これらのアプリの「古いバージョン」を使っていると、次のような症状が出ることがあります。

  • アプリを開こうとすると「このアプリは壊れているため開けません」「開発元を確認できないため開けません」と表示される
  • アプリのアイコンをクリックしても、何も起動しない
  • アップデートの通知が表示されるが、なぜ更新が必要なのか分からない

これは、Appleが提供している「アプリが安全かどうかをチェックする仕組み(これを『証明書』と呼びます。お店の『営業許可証』のようなもので、これがないとMacが『このアプリは本物かどうか確認できません』と判断してしまうイメージです)」が関係しています。

実は数か月前、OpenAI社内で使っていたソフトウェアの一部に、外部からの不正アクセス(サイバー攻撃)が見つかりました。社員が使うパソコンの一部が影響を受けたため、OpenAIは「念のため、これまで使っていた証明書(営業許可証)を新しいものに切り替えます」と発表しました。

そして、2026年6月12日(本日)以降、古い証明書のままのアプリは、Appleのセキュリティ機能によって自動的にブロックされ、起動できなくなるということが、すでにOpenAIから案内されています。

つまり、「あなたのパソコンが壊れた」のではなく、「世界中の利用者全員に向けて、安全のためのアプリ切り替えが行われている」という状況です。落ち着いて、次の対処を行えば大丈夫です。

今すぐ試せる!具体的な対策と手順

ここからは、実際にやっていただきたい対処方法を、順番にご紹介します。スマホをご覧の方も、手順通りに進めていただければ迷うことはありません。

対策1:アプリ内から「アップデートを確認する」

アプリがまだギリギリ開ける場合は、まずこちらを試してみてください。一番簡単な方法です。

  1. Macの画面左上にあるメニューバー(アプリ名やアップルのマークが並んでいる、画面の一番上の帯のことです)で、開いているアプリの名前(例:「ChatGPT」)をクリックします。
  2. メニューの中から「アップデートを確認(Check for Updates)」という項目を探してクリックします。
  3. 新しいバージョンが見つかったら、画面の指示に従って「インストール」「更新」などのボタンを押します。
  4. インストールが終わったら、一度Macを再起動(画面左上のアップルマーク→「再起動」)してみましょう。
  5. 再起動後、もう一度アプリを開いてみてください。これで直ることが多いです。

もし、メニューに「アップデートを確認」という項目が見当たらない場合は、アプリ右上のアイコン(自分のアカウントマークなど)→「設定」→「About(このアプリについて)」の中に同じ項目がある場合もあります。

対策2:アプリが全く開かない場合は「公式サイトから新しいアプリを入れ直す」

対策1を試してもアプリ自体が起動しない、エラー表示が出て先に進めない、という場合は、こちらの方法を行いましょう。

  1. お使いのウェブブラウザ(SafariやChromeなど)で、OpenAIの公式サイト(chatgpt.com、または openai.com)にアクセスします。
  2. ページ内から「Download(ダウンロード)」や「Macにダウンロード」といったボタンを探し、クリックします。
  3. ダウンロードが終わったファイル(通常は「ダウンロード」フォルダに入っています)をダブルクリックします。
  4. 表示された画面の指示に従って、新しいアプリをインストールします。
  5. 古いアプリが残っている場合は、Finder(Macの黄色い顔のようなアイコン)を開き、「アプリケーション」フォルダから古いアプリのアイコンを見つけて、ゴミ箱に移動させましょう。
  6. 新しくインストールしたアプリを開いて、いつも通りログインできれば完了です。

なお、これまでの会話の履歴などのデータは、インターネット上(クラウド)に保存されているため、アプリを入れ直しても消えることはありません。安心して進めていただいて大丈夫です。

補足:Macの基本ソフト(OS)が古い場合の対応

もしお使いのMacがかなり古いモデルで、「macOS 13」より前のバージョンを使っている場合、新しいアプリがインストールできない可能性があります。

  1. 画面左上のアップルマークをクリックします。
  2. 「システム設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」を選びます。
  3. 利用可能な更新があれば、案内に従ってMac本体のソフトウェアも最新の状態にしておきましょう。

公式のアップデートで直る?現在の対応状況

ここまでの対処をしていただくと、ほとんどの場合は解決します。最後に、今回の不具合がどういう位置づけのものか整理しておきます。

今回の不具合は、利用者側(あなた)の設定ミスや操作ミスではありません。 OpenAI側で、安全対策のために古いアプリの「通行証(証明書)」を一斉に切り替えている、という会社側の事情によるものです。

OpenAIはすでに公式ブログなどで、新しい証明書で作られたアプリ(新バージョン)を配布済みであることを発表しています。2026年5月8日以降、古いバージョンのmacOS向けデスクトップアプリは更新やサポートが受けられなくなり、正常に動作しない可能性があると案内されており、新しい証明書で署名された最新バージョンへの更新が必要とされています。 OpenAI

つまり、「今後さらに別の修正アップデートを待つ」必要はなく、今すぐ新しいバージョンに更新すれば、それで対応は完了という状態です。むしろ、本日(6月12日)を過ぎると古いアプリそのものがMacによってブロックされてしまうため、できるだけ早めに上記の手順で更新を済ませておくことをおすすめします。

まとめ

最後に、今回の内容を簡単におさらいします。

  • 今回のトラブルは、ChatGPTやCodexなどのMac向けアプリで起きている「証明書(アプリの安全確認の仕組み)」の切り替えによるものです。
  • あなたのMacや使い方が悪いわけではなく、OpenAI側のセキュリティ対応によるものなので、心配しすぎなくて大丈夫です。
  • まずは「アプリ内のアップデート確認」、それでも開けない場合は「公式サイトから新しいアプリを入れ直す」ことで、ほとんどの場合解決します。
  • 会話の履歴などのデータは消えませんので、安心して入れ直してください。

今後、似たようなお知らせがあった場合は、OpenAIの公式X(旧Twitter)アカウントや、公式サイトのヘルプセンター(Help Center)のお知らせページを確認すると、最新情報がいち早く分かります。慌てずに、一つずつ手順を進めていただければ、きっと解決しますよ。

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