「Firefoxを最新版にしたら、急に動かなくなった」「使っている途中で突然画面が消えてしまう」——そんな状態になって、驚いたり、焦ったりしていませんか?
大丈夫ですよ。実はこの不具合、あなたのパソコンだけに起きている特別な問題ではありません。2026年6月16日に配信された大型アップデート「Firefox 152.0」の直後、一部の環境で同じようなトラブルが多数報告されており、Mozilla(Firefoxを作っている会社)もすでにこの問題を把握しています。
そして嬉しいことに、2026年6月18日には、この不具合をピンポイントで直す修正版「Firefox v152.0.1」がすでに配信開始されています。つまり、正しい手順でアップデートするだけで、多くの場合は解決します。
この記事では、
- 今、具体的にどんな不具合が起きているのか
- 落ち着いて試せる具体的な対処手順
- この問題が「あなた側の問題」なのか「Firefox側の問題」なのか
を、専門用語をできるだけ使わずに、ひとつずつ丁寧に説明していきます。焦らず、一緒に確認していきましょう。
今起きている不具合・エラーの具体的な内容
まずは、今回のアップデートで何が起きていたのかを整理しておきましょう。自分の状況と当てはまるか、チェックしてみてください。
症状1:起動してすぐにFirefoxやタブが強制終了してしまう
特にパソコンに搭載されている「CPU」(パソコンの頭脳にあたる部品です)が、Intel社の第13世代・第14世代(通称「Raptor Lake〈ラプターレイク〉」と呼ばれるタイプ)の場合に多く見られた症状です。
Firefox 152.0にアップデートした後、ブラウザを起動してから数分も経たないうちに、画面ごと、あるいは開いていたタブだけが突然「ブツッ」と落ちてしまうという深刻な不具合でした。作業中のページが急に閉じてしまうので、不安になった方も多いはずです。
症状2:「PDFとして保存」を選んだはずなのに、紙にそのまま印刷されてしまう
こちらはmacOS(Appleのパソコン用OS)を使っている方に限定された不具合です。
ファイルを印刷しようとして印刷画面(ダイアログ)を開き、「プリンターに印刷する」のではなく「PDFとして保存する」というメニューを選んだにもかかわらず、なぜかパソコンに接続されているプリンターへそのまま印刷データが送られてしまい、紙に印刷されてしまうという現象です。データを保存したかっただけなのに紙が出てきて、驚いた方もいらっしゃるかもしれません。
どちらの症状も、ユーザーの設定ミスや操作ミスが原因ではなく、Firefox 152.0自体に含まれていたプログラム上の不具合(バグ)が原因です。ご自身を責める必要はまったくありませんので、安心してください。
今すぐ試せる!具体的な対策と手順
結論からお伝えすると、対処法はとてもシンプルです。「修正版に更新する」、これだけです。落ち着いて、以下の手順を順番に試してみてください。
対策1:Firefoxを最新版(v152.0.1)に手動でアップデートする
Firefoxには「ヘルプ」メニューから簡単にアップデート状況を確認できる機能があります。通常は自動で更新されますが、念のため自分の手で確認・実行してみましょう。
- Firefoxを開き、画面上部にあるメニューバー(または右上の三本線アイコン)から「ヘルプ」を選びます。
- メニューの中から「Firefoxについて」をクリックします。
- 新しい小さな画面が開き、自動的に最新版がないかどうかのチェックが始まります。
- もし更新が見つかった場合は、自動でダウンロードが始まりますので、そのまま待ちます。
- ダウンロードが終わったら「Firefoxを再起動して更新」というボタンが表示されるので、それをクリックします。
- Firefoxが一度閉じて、自動的に再び立ち上がれば更新完了です。
再起動後、もう一度「ヘルプ」>「Firefoxについて」を開き、バージョン番号が「152.0.1」になっているかを確認してください。これで、クラッシュとPDF保存の不具合、両方の修正が適用された状態になります。
対策2:自動更新がうまくいかない場合は、公式サイトから直接ダウンロードする
「更新ボタンを押しても変化がない」「そもそも更新の通知が来ない」という場合は、ネットワークの混雑などが原因で自動更新がうまく働いていない可能性があります。その場合は、公式サイトから直接、最新版のインストーラー(installer:インストール用のプログラム)を入手しましょう。
- お使いのブラウザ(一時的に別のブラウザでも構いません)で、Firefoxの公式サイト(https://www.firefox.com/)にアクセスします。
- 「Firefoxをダウンロード」のボタンをクリックします。
- お使いのパソコンのOS(Windowsかmac OSか)に合わせて、自動的に適切なファイルがダウンロードされます。
- ダウンロードが完了したファイルをダブルクリックし、画面の指示に従ってインストールを進めます。
- インストールが終わったらFirefoxを起動し、「ヘルプ」>「Firefoxについて」でバージョンが「152.0.1」になっていることを確認します。
既存のFirefoxの上から上書きでインストールされるので、ブックマークや保存していたパスワードなどのデータが消えてしまう心配はありません。安心して実行してください。
ワンポイント:アップデートしてもまだ不安な症状が残る場合は、一度パソコン自体を再起動してみると、不具合の原因となっていた一時的な処理(メモリの状態など)がリセットされ、改善することがあります。
公式のアップデートで直る?現在の対応状況
ここで、今回の不具合に関する状況を整理しておきましょう。
この不具合は、ユーザー側の問題ではなく、Firefox(提供元のMozilla)側のプログラムの不具合が原因でした。 ご自身のパソコンの設定や使い方に問題があったわけではないので、その点はどうぞ安心してください。
そして何より良いニュースとして、この問題に対する修正アップデートは、すでに正式に配信が完了しています。
- 不具合のあったバージョン:Firefox 152.0(2026年6月16日配信)
- 修正版:Firefox v152.0.1(2026年6月18日配信)
開発チームによって原因(Intel Raptor Lakeプロセッサ環境での処理の不具合、およびmacOSの印刷処理の不具合)がすでに特定・修正されており、新しい機能の追加こそありませんが、不具合を直すことだけに集中した「緊急の修正リリース」として配信されています。
つまり、今後さらに別のアップデートを待つ必要はなく、今すぐ「対策1」または「対策2」の手順でv152.0.1に更新すれば、ほぼ間違いなく症状は解消します。 「いつ直るんだろう」と不安なまま待つ必要はありませんので、できるだけ早めに更新作業を行うことをおすすめします。
まとめ
今回ご紹介した内容を、最後に簡単におさらいします。
- Firefox 152.0アップデート後に「クラッシュする」「PDFが保存できず印刷されてしまう」という不具合が一部の環境で発生していた
- 原因はユーザー側ではなく、Firefox本体のプログラムの不具合だった
- 2026年6月18日配信の修正版「v152.0.1」で、すでに両方とも修正されている
- 「ヘルプ」>「Firefoxについて」から手動更新するだけで、多くの場合すぐに解決する
慌てて再インストールしたり、パソコンの設定を大きく変えたりする必要はまったくありません。落ち着いて、まずは今回ご紹介した更新手順を試してみてください。
今後もFirefoxでは、こうした不具合の修正や新機能の情報が随時発信されます。最新情報が気になる方は、以下のような公式チャンネルを定期的にチェックしておくと安心です。
- Firefox公式サイトの「リリースノート」ページ
- Mozilla公式ブログ(blog.mozilla.org)
- Firefox公式X(旧Twitter)アカウントや、Instagram、TikTokなどの公式SNS
何か不安なことがあれば、ひとつずつ確認していけば大丈夫です。この記事が、あなたの「困った」を解決する助けになれば嬉しいです。

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